心が折れる日々
裁判が終わると同時に、バブル景気も終焉を迎えた。それからの数年間、仕事の依頼のＦＡＸは激減。私と新妻にとっては、物心両面で惨めな時...
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１．「信頼」や「口約束」はトラブルの素
単行本『建築家が自邸を建てた』（その歓喜と反省の物語） 第１章 １．「信頼」や「口約束」はトラブルの素 の一覧です。
裁判官にも見放されて
思えば、私も悪い。 建て替えの時は協力してもらえるのだからと下手（したて）にでて、賃料もずっと据え置きを容認。契約期間も通常は二年...
大人は「性善説」を信じてはいけない。
翌日のこと。早速意気揚々と、隣の医者の所に建て替えの意思を伝えに行ったところ、思いもよらぬ展開が待っていた。 冒頭、私の契約した物...
瀬戸際で乙姫様をゲット
この古家を買ってまもなく、私は高層ビル最上階のオフィスを飛び出して独立する。社員六百余名の中で、上から五指に入る地位を殴り捨てて、...
「私は運と勘がいい」そう信じている
今から二十年前、あの未曾有のバブル期の直前、「今がチャンス!」と、自分の「勘」だけで約三十坪の敷地に建つ中古の一軒家を買った。東京...