
(余談)ある深夜番組で
ところで、トイレと言えばふと思い出す秘話がある。 私は学生の頃、ある旅行会社を通して、留学を兼ねた欧州旅行をしたことがある。もう三...
単行本『建築家が自邸を建てた』(その歓喜と反省の物語) 第7章です。
ところで、トイレと言えばふと思い出す秘話がある。 私は学生の頃、ある旅行会社を通して、留学を兼ねた欧州旅行をしたことがある。もう三...
「わぁ、このトイレ広い」 と家族の誰もが驚いた。たとえば寝室が8帖から7.5帖になろうと、6帖の子供室が5.5帖になろうと、あまり...
我が家は、爺ちゃん婆ちゃんも含めて家族6人なので、トイレは2ヶ所必要だと直感していた。古家の場合は、一階が10坪ほどで、真中に急な...
「これでもか」と改良が続く日本で、お風呂について言えば、追い炊き機能が常識になってきている。浴槽に穴を開け、給湯器とパイプで結んで...
床は実験的にコルクタイルとした。このいきさつは以前、床の項で書いたが、これは確かに大正解だった。滑らず冷たくないので、家族にもすこ...
在来工法、つまり現場作りの浴室だから、内装としてはタイルが最も無難に思えた。もちろん、左官やヒノキ板など、その他のおもしろい素材も...
浴槽を固定するためと、タイル貼りの下地を作ること、さらに洗い場の床を仕上げるために、今後相当量のモルタルを使う。そもそもタイル職人...
さて、この後はモルタルで下地を作って、タイルを貼る工程となる。この現場ではタイル職人の藤成さんが腰を痛めたらしい。理由(わけ)を聞...
そんな理由から、悩んだ結果、私はユニットバスを諦めて、一品生産品、つまり在来工法による浴室作りに再度挑戦することにした。まず最初の...
自邸では、三階に浴室を置くことになるので、もちろん最初はユニットバスが本命だった。現場で防水をして壁にタイルを貼る在来工法の浴室も...
天窓の思わぬ効果はこんなところにもあった。ある夕食の出来事。久々に爺ちゃんが三階まで上がっての夕食だった。メニューは焼肉である。大...
ところで、考えてみれば、屋根に窓を付けるなんて無茶な話でもある。しかも電動で開閉までするのだから驚きだ。一見無謀なこの試みを最初に...
これまで住んでいた古家には、まったく日光が届かなかった。洗濯物も生渇きで、洗ったばかりの下着が異様な臭いを発することが何度もあった...
もちろん、床暖房の効果は言うに及ばない。自邸の間取りは、今日では一般的なLDKスタイルで、居間、食堂、キッチンが空間的に一つに繋が...
床暖房の熱を発生する床バネルは通常12ミリの厚さで、これを床の仕上げ材のすぐ下に敷き込むことになるので、工事の早い時期に床暖を施工...
「先生、確かに床暖房は快適ですよ」 以前に注文住宅を依頼された施主さんから聞いていたこともあり、自邸でも床暖房の採用は設計の最初か...
ちょうど自邸の工事が始まる頃、私の事務所に、妻の妹の英子が頻繁に出入りしていた。アルバイトと言うよりは、お手伝いさんを頼んだ感じ。...
現在住んでいる古家は、築三十年以上なので、電気のコンセントやガスカラン(ガス栓)などの設備がまったく不十分で、暖房はもっぱら石油ス...
洗面室は、ホテルらしく大理石のカウンターにしようと最初から決めていた。ホテルの仕事で度々訪れる岐阜県関ヶ原市の石材会社で、安く加工...
さて、奮発したお陰で、お客様を「どうぞ、どうぞ」と、トイレに案内したくなるのが人情。しかし、世の中すべて良いということはない。ある...