逗子の家
オーナーの声
誰が作ったか知らないけれど、僕たち夫婦には大好きな建造物があった。みかん畑の中にあるみかん色のペンション、『江の浦テラス』。ここのご主人の紹介で設計者に会うことに。
初対面でありながら、可児先生の責任感と奥さんの人柄に心打たれた僕たちの心は決まった。土地も持ってないのに。土地探しは甘くない。2年を超える土地探し。不誠実な不動産屋。可児先生と奥様の励まし、アドバイスがどれだけ心強かったことか。
土地探しとは一転、家作りは可児先生が舵を握る大船の中、大胆な提案に心が躍った。おそらく一生に一度の地鎮祭と上棟式。近所に住む紳士が大工さんの腕に驚嘆し、毎日通ってくる始末。可児先生の「手伝って欲しい」との一言に現場へ行くと、家作りの記念にと娘たちにレンガタイル貼りをさせてくれるにくい演出。週末ごとに僕たちの期待を超える家ができあがっていくのに感動した。
建築家に家作りを依頼するなんてだいそれたことはできないと思っていたが、今ではホテルのような居心地と日常生活の利便性を兼ね備えた空間での毎日。プチ「江の浦テラス」とでもいうべきか。
この家のオーナーであることと、可児先生に友人と呼んでいただいたことは僕たちの誇りだ。
コメント
マイホーム獲得作戦で土地探しには全体の80%のエネルギーが必要。そんな思いを強くした一件。大磯、鎌倉、逗子と敷地の選定に同行して助言をさせてもらった。結果はご本人達の情熱が勝り、掘り出し物件?を獲得。
建築家 可児義貴からメッセージ
ショールームでお客様からご質問いただく、「可児さんてどんな経歴?」から、「なぜ設計事務所が住宅建設を?」「職人集団『チーム・クウェスト』って?」「SE構法にしている理由は?」「これまでの建設実績は?」「ホテルのような家づくりとは?」「予算は?」まで、本音で語っています。