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大塚の家

otsuka01

オーナーの声

私とQUESTさんのご縁は,私とQUESTの奥様が学生時代からの友人で,ご主人と結婚後QUESTを立上げの頃から「いつか家を建ててね」と話していたことによります.
幾年か過ぎ,真剣にマンションから戸建てをと考え始めた頃からそれが現実の目標となり,山手線沿線の優良な土地を探しつつ,QUESTの建設した物件を見学するという日々が2年ほど過ち,今の土地に出会った頃にはQUESTの建物十分拝見させて頂いた上での施行決断となりました.
実際,QUESTの物件は,いずれもデザイン,機能性,バリアフリーへの対応,家族の生活快適性の追求に各々のオーナーのニーズを取り入れた個性的な工夫が施されており,客観的に見ても大いなる期待を抱かせてくれるものばかりでした.設計段階でも何度も綿密な打合せを行い,私の意見を聞きながらもQUESTからもアイデアが出て一緒に組み立てていったという強い連帯感がありました.実際,素人目に見た私の意見をきっぱり否定され斬新なアイデアを出されたこともありました.
とりわけ驚いたのは,4階建ての最上階はLDKだけにし,階段を広く低傾斜の絨毯貼りにすることで,上下の移動を楽にし,最も日当たりの良い場所を家族の団らんの場にするというアイデアです.最初は驚きでした.最上階がLDKとは初めて聞きました.もう一つの驚きは,子供部屋は北側という発想.こうすれば子供が自分の部屋に籠らずLDKに皆が集まるという発想でした.
結論として現在それは大正解です.暖かいLDKにいつも家族が集い,真剣に(?)勉強する時は自分の部屋に行く我が子の姿があります.階段の広さや低傾斜と絨毯も子供達に安全な遊び場所を提供した様で,階段で寝転がったりして楽しんでいます.たまには落ちたりしますが,絨毯のおかげでほとんど怪我もありません.
建築中も基礎の段階から私も何度も現場に足を運び説明を受けながら家の出来上りを見守りました.鉄骨の太さや本数も自分の目で確かめながら建てたことで安心感も十分です.かなり建物が出来てからも行程を見ながら細かな設計変更の提案があり,無理のない階段の天井高の変更でLDKの広さを更に確保するという空間的工夫もその都度対応しながらの完成となりました.
天候不順もあり完成は少し遅れ,入居後の手直し,予期せぬ水漏れ等もありましたが,これらも原因を直ぐ解明し根本的な解決を目指す措置を迅速に行うことで対応して下さいました.完成から3年が経った現在も本当に快適な都心生活を過ごさせていただいています.現在もこの家をより快適にする野望が沸々と湧き,QUESTさんに相談を持ちかけている毎日を過ごしています.

コメント

施主が選んだ土地は、高台で狭さも加わって、実際はRC造の4階建てとなった。家庭用のエレベーターの設置も考えたが、施主もまだ若いので、緩い階段でよしとした。両側に隣家が迫っていたので開口を少なくし、眺望の良い最上階に居間とダイニングを配し、天窓からの溢れる光を享受している。
一階の和室は、両親が上京した時の部屋。わずかな空き地を和風の庭にする計画もある。

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