1000キロ先からゴルフのお誘い

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ゴルフ歴は長いのだが、私の優れた身体能力をもってしても上達しない唯一のスポーツ。
「いっそのこと、もう止めてしまおうか」と何度も思うが、直後にバーディが出たりするので、ついその機会を逸している。

誘われたら断れない性格なので、わざわざ飛行機に乗って参加するゴルフコンペがある。高知県在住の友人が主催する40名ほどの競技会で、参加者のほとんどが家づくりに関わる職人さん達。最初は強引に参加させられたが、釣り大会なども並行されたりして以外に居心地がよく、今では常連となりそうな気配。

「土佐派の家づくり」と称するこの集団。材木も、瓦も、土壁も、畳や和紙も、そのほとんどを地元で生産し、改良を加えながら、台風銀座と呼ばれる特殊な地域の気候風土にマッチさせる手法は評価に値する。まさに地産地消。顔が見える家づくりである。
この集団を束ねているのが大学の同級生となると、これまた興味深く、こちらも負けてはおられない。

「この熟練した職人達を社員にしたら維持費が大変。その点、仲間ならタダで済むやんか。賢いやり方やきにー」
このコンペも仲間意識の育成に一役買っているらしい。

私の「チームクウェスト」は、首都圏という場所柄、ゴルフを趣味にできる職人は少ない。が、同様の性格を持っているので交流も可能に思う。流通が発達した今日、土佐のレアな建築資材の直送も視野に入れている。

建築家 可児義貴からメッセージ

ショールームでお客様からご質問いただく、「可児さんてどんな経歴?」から、「なぜ設計事務所が住宅建設を?」「職人集団『チーム・クウェスト』って?」「SE構法にしている理由は?」「これまでの建設実績は?」「ホテルのような家づくりとは?」「予算は?」まで、本音で語っています。