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第4章 いよいよ着工に向けて

単行本『建築家が自邸を建てた』(その歓喜と反省の物語) 第4章です。

裸電球の下での宴

その後、清水棟梁の指示で、手際よく座敷が作られた。座敷と言ってもベニヤ板のテーブルに柱を横に並べてベンチの代わりにした簡単なもの。...

5.上棟式

ちびっこ達のブーイング

「加工を間違った材料は明朝のお届けになります。申し訳ありません」 真黒に日焼けした後藤さんが結論を出した時は、日はすっかり暮れてい...

5.上棟式

音を立てて暴れる構造材

時刻は午後三時を過ぎていた。とにかく無理をして組んだ屋根の部分をすべて解体することとなった。皆の疲労が一気に高まったのは間違いない...

5.上棟式

問題勃発、工事は中断

ところが、それもつかの間、 「おーい、ちょっと待ってくれ!」 土屋棟梁の一声からその事件は始まった。工場で正確に加工されたはずの木...

5.上棟式

仕事は段取り次第

晩秋の大安の日、曇りがちだが雨の心配は無さそうだった。今日は、いよいよ建物が地上に現れる建て方の初日である。規模が少し大きいので、...

4.建て方が始まる

基礎工事が、始まらない

住宅の基礎は大別して布基礎とベタ基礎の二つがある。建物の外周と部屋割りの壁の直下を深く掘り下げて、固い地盤に底盤を沈める布基礎が一...

3.基礎工事

セルフビルド方式

自邸の建築工事は、もちろん直接職人達に工事を依頼する直営方式を取ることにした。通常の工事のように、どこかの工務店に一括して工事を委...

2.工事に向けて

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